負けるとわかっているとき、何を思って戦うのか。
スポーツには、2種類の分け方があります。「勝てる可能性が必ず残されているスポーツ」と、「絶対に挽回ができない場合があるスポーツ」の2種類。
「勝てる可能性が必ず残されている」のは、例えば卓球やバレーボール。
相手にあと1点取られたら負けというギリギリの状況でも、こちらが着実に点を重ねていくことができれば勝利できる。試合が終わる直前まで、どちらが勝つかはわからない。だからこそ、ピンチの時も絶望せず、希望を持ち続けることができる。
でも、世の中には「絶対に挽回できない場合があるスポーツ」があります。サッカーやバスケットボールがそうだと思います。
もしもサッカーで、残り時間3分、相手との点差が10点、なんていう状況になったら、例え全ての時間をゴールキーパーなしでシュートに使えたとしても、挽回は無理なのではないでしょうか。バスケも然りです。
負けると確信したとき、選手の方達は何を思って戦っているのでしょうか。
どうして走り続けることができるんだろう。